本プログラムについて

異能vationプログラムとは

異能vationプログラムは、ICT(※)分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援します。

既存の常識にとらわれない独創的な「変わった事を考え、実行する人(通称「へんな人」)」の、「なにもないゼロのところから、イチを生む」失敗を恐れない果敢な挑戦を支援するとともに、そうした方々が交流し、異能と異能が掛け合わさることで、さらなる独創的な発想が生まれるような環境を提供します。

人類史上、既存の枠にとらわれない破壊的なイノベーションを起こしてきたのは、こうした奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する「へんな人」でした。異能vation プログラムは、こうした人たちがのびやかに活躍することが日本の新たな未来を創る、と信じて取り組んでいるものです。

(※)Information and Communication Technology:「情報通信技術」

総務省からのメッセージ

 現在の情報通信技術(ICT)の発展は目覚ましく、地球規模で世の中が急速に変貌を遂げています。そして、新型コロナウイルスの出現により、世界規模における新たな日常生活(行動変容=ニューノーマル)が始まりました。この新たな日常生活は、多様化を促進し、世界中のあらゆる人が、地球規模の産業構造変革や社会変革が起こす可能性をもたらしました。大きな飛躍の可能性が、今この瞬間にはあるとも考えられるのです。今までの常識を疑う、今までの限界を超える、今までの産業構造・社会構造を変えることが必要であり、それを実現するのが「破壊的イノベーション」です。

 破壊的イノベーションが生まれるためには、まずは、既存の常識から見て「変わった」発想の芽が自然に育つ苗代、失敗をおそれず果敢に挑戦できる雰囲気や環境、多様な価値を受け入れ認める文化、そして、我が国で成功してから世界に飛び出すのではなく当初から地球規模の展開を目指すことが必要です。今世界に求められているのは、人工知能でもできる「既知の正解を探す力」よりも「これまでにない(=人工知能には予想もつかない)課題を発見し未来を拓く力」で「何もない0のところに、新たな1を創造する」ことにのびやかに挑戦していくことです。総務省では、挑戦する雰囲気を醸成するために、奇想天外でアンビシャスな技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人(通称:へんな人)を支援する「異能vation」プログラムを平成26年度から開始しました。

 あらたな日常が始まろうとしている中、あらたな挑戦をする方々からの応募をお待ちしています。世界に変化と革新が起きている今、ICT分野における支援のあり方について、総務省も常に考え挑戦を続けます。ともに新しい何かに挑戦し、地球の明日を切り拓いて行きましょう。

※ ICTとはInformation and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、日本語では「情報通信技術」という意味で使われる用語です。
※ 本プログラムは、情報通信審議会諮問「イノベーション創出実現に向けた情報通信技術政策の在り方」(中間答申:平成25年7月5日 最終答申:平成26年6月27日)の提言を踏まえ、ICT成長戦略の一つとして平成26年度に開始され、その後年々進化を遂げ、令和3年度には経済財政運営と改革の基本方針2021、成長戦略フォローアップ、デジタル社会の実現に向けた重点計画 (いずれも令和3年6月18日閣議決定)等において政府の重点施策として位置づけられている

ロゴについて

ますます大きくなる本プログラムを大きく包み込めるように、力強い書体で新しいロゴを書かせていただきました。
今までのロゴと合わせて、皆様のより一層の活躍を後押しできる書を感じていただければ幸いです。

2022年度異能vation『破壊的な挑戦部門挑戦者』『ジェネレーションアワード部門受賞者』発表